日経MJ 2012.1.11

店舗支援システム〜店長の販売専念促す〜

ブレインゲイト(株) 代表取締役  酒井 光雄

  衣料品の製造直販企業や外食チェーン、旅行会社など全国に数多くの直営店を展開する企業は多い。現場を任されている店長は、自店の売上げ管理と推移、顧客の増減、各種社内マニュアルの運用と管理、本社から送られる各種情報の把握と共有化、パートやアルバイトの職場内訓練(OJT)など、業務が多岐に渡る。販売に専念する時間は限られている。

 

 本部は各店の売上げ高と目標数値への到達レベルをリアルタイムに把握し、的確な指示を出すためにエリアマネージャーやスーパーバイザーを巡回させている。だが各店の商圏特性など詳しい状況まで把握することは難しく、現場スタッフと軋轢(あつれき)が生じることも少なくない。またスーパーバイザーは、交通宿泊費などの経費負担が大きく、移動時間のロスもあるため、必要な存在でありながら収益にマイナスの影響を与えるジレンマを抱える。

 

 
 リゾーム(岡山市、中山博光社長)は、店長が自店の売上げや、顧客数などの状況を日々正確に把握して課題を発見し、本部と迅速で円滑な双方向のコミュニケーションを実現するソフトウエアを開発した。ソフト名は「ボンドゲート」。このシステムはタブレット端末を使い、本社と店長との情報の共有化、課題把握、社内掲示板、申請承認、そして災害時の安否確認まで一括して行えるのが特徴だ。

 週間天気予報と併せて屋外に設置したCCDカメラを使って天候などをリアルタイムに把握できるため、天候の変化に対して即座に店頭での品揃えを変えるなどの対応を助ける工夫もなされている。システムを上手に使えば店長の隣にスーパーバイザーが毎日居てくれるような店舗の支援体制を構築することにつながる。