日経MJ 2009.08.19

早めの新型インフル対策 〜企業への信用、強固に〜

ブレインゲイト(株) 代表取締役  酒井 光雄

 資生堂では新型インフルエンザの登場以前に、企業としてインフルエンザ対策(パンデミック対策)の行動計画書を既に策定して取引先にも配布し、新型の登場後には、人が出入りする玄関などに、アルコール消毒液を設置するなどの対策を継続して実施している。今回の新型インフルエンザ報道で、従来の季節性インフルエンザも、併発した肺炎などを含めて多い年には1万人以上の死亡者が出ていることが多くの生活者に知られ、その対策意識を向上させた。

 乳幼児や慢性疾患を患う高齢者では従来のインフルエンザでも感染すると重症化することが多く、特別養護老人ホームや学校などで集団感染の予防が欠かせない。新型インフルエンザは秋以降には再度、世界的に蔓延する可能性がある。

     
 院内感染や集団感染を防止するため、予防意識の高い歯科医院や老人ホーム
ではフマキラーのアルコール除菌スプレー「ウイルシャット」を既に使用して、積極的な予防策を講じている。天然発酵アルコール、アルカリ電解水、そしてグレープフルーツ種子エキスという食器などにかかっても安全で、ふき取る手間がない点が評価されているようだ。二次感染や集団感染が起これば、風評被害によるダメージも想定されるため、心ある企業ではこうした積極的な予防策に前向きに取り組んでいる。

 顧客と社員の健康を守ることに前向きな企業や法人とは、社会的信用と信頼をより一層強固にする側面もある。いかに予防を徹底するか。そこに企業風土と有り様が見えてくる。