良質な読者に向けて独自の専門性を発揮する日経BP社の雑誌には、メディア特性を踏まえた上質な広告が毎回登場する。一般生活者を対象にした広告はもとより、B2Bメディアだから登場する企業も多い。しかし生産財系企業の中には、高い技術力や企業力がありながら、業界が異なるとビジネスマンにすら十分にその価値と実力が知られていない企業も多い。
今回、最優秀広告賞と優秀広告賞には惜しくも入賞を果たせなかったが、日経アーキテクチュアの三協立山アルミ、日経エレクトロニクスの村田製作所、そして日経ものづくりのヤマザキマザックの各社は、ある意味で日本経済の土台を支え、日本の技術力を発揮する企業としてその存在感を強くアピールし、意図するところは充分に伝わった。日本企業が得意とする専門性とそこで発揮される技術力こそが、ジャパンブランドの価値を裏で支えている点だ。
広告の量で知名度と認知度を高める企業が多い中で、専門性の高いメディアに触れる良質な読者に対して、自社の目指す姿と企業活動を真摯に語りかける作品の存在は、とても貴重だ。日経BP社の雑誌メディアだからこそ可能な、底力のある企業からのメッセージにはとても共鳴した。
|
【 2007年2月14日に行なわれた最終審査会 】 |
メディアは益々セグメントの流れを加速させ、ネットが大きな影響力を持つ中で、上質な雑誌メディアに接する上質な読者に対して、上質なコミュニケーションを展開する生産財企業の存在を頼もしく、また嬉しく思った。 名脇役がいるからこそ、主役が引き立つ。これは芝居や映画などに限らず、ビジネスの世界も同じだ。こうした企業姿勢に共鳴して新たなビジネスが生まれ、また心ある人材が門戸を叩き、日本の底力をさらに発揮していく企業になるのだと思う。