ライフスクエア 2006.11.20

想定顧客層チェンジの戦略

ブレインゲイト(株) 代表取締役  酒井 光雄


 『ライフスクエア』vol.143(日本テレソフト発行)に、弊社CEO酒井光雄のコメントが掲載されました。

 マスマーケティングからセグメントマーケティングへ

 
マーケティングコンサルティングのブレインゲイト株式会社代表取締役の酒井光雄氏は、「明確に顧客を設定して成功している企業なら、顧客層を変えることはあり得ません」と言いきります。さらに歴史的に見て、「日本では、万人を対象としたマスマーケティングの発想しか存在していませんでした。近年ようやく、セグメントマーケティング(顧客を絞りこんだマーケティング)の必要性に気づいたのです。しかし顧客層をセグメントする場合でも、年齢と性別だけが、そのモノサシになることが多かった。これからは、それ以外の方法を考える必要があります」と語ります。(中略)

 潜在ニーズ開拓のため、観察力を高め、顧客メリットを追及する集団に

 さらに金融業界について、酒井氏は「マーケティング戦略がもっとも遅れている業界です。商品を見ても、金利等の優位性だけを売り物にしている場合がほとんどでした。かつては、年収がそこそこでも誰もが家を買ったので、住宅ローン等も横並びのサービスで良かったのですが、これからは金融機関も変わる必要があります。万人に愛されようとすると、誰からも愛されません。自社の主要顧客を定め、個性を発揮する必要があります」。
 顧客ニーズについては、「顕在ニーズではなく、潜在ニーズを開拓する必要があります。顧客は『こういうものが欲しい』とは言ってくれませんし、顕在ニーズを追いかけていては他社に先を越されます。顧客が潜在的に欲している商品やサービスを発掘し、提案していくのです」
「収益を上げる顧客は誰か、どんな人に顧客になってほしいのかを、よく考えなければなりません。顧客層を決めたら、その人たちへのお役立ちバンクをひたすら目指すのです」
 これからの金融機関のあり方として、「大型店舗と小型店舗、リアル店舗とバーチャル店舗、大都市と小都市、過疎地等では、ニーズが違うはずです。商品からサービス、営業時間までタイプ別に分類し、個別に対応をしていくことも視野にいれると良いと思います」
 また、今後の金融機関の姿として、「社員が誇りをもてる企業文化を作りES(従業員満足)を最大化した上で、CS(顧客満足)を実現する企業目指すべきです」と語ります。